マンション大規模修繕工事の周期とポイント!外壁塗装・屋上防水・配管更新の目安は?
マンションやビルなどの建物の維持管理において、修繕工事は重要な課題です。
適切な時期に適切な修繕を行うことで、建物の寿命を延ばし、安全で快適な生活空間を確保することができます。
しかし、数多くの修繕項目があり、それぞれの工事周期を把握することは容易ではありません。
そこで、この記事では、主要な修繕工事の周期について解説します。
大規模修繕工事の周期
大規模修繕工事の一般的な周期は12年
大規模修繕工事は建物の外壁、屋根、バルコニーなど、建物の主要部分の修繕をまとめて行う工事です。
一般的な周期は12年とされています。
しかし、これはあくまで目安といえます。
実際には建物の築年数、構造、使用状況、地域環境などによって大きく異なります。
例えば、海岸近くにある建物は塩害の影響を受けやすいことから、内陸部にある建物よりも短い周期での修繕が必要となる場合もあります。
さらに、建物の構造や使用状況によっても修繕周期は変動します。
高層マンションなどは、風雨の影響を受けやすいため、低層住宅よりも頻繁に修繕が必要になるケースもあります。
築年数や建物の状態による周期変動
築年数が古い建物や劣化が著しい建物は、より短い周期での大規模修繕が必要となります。
また、定期的に建物の点検を行い、劣化状況を把握することで、適切な修繕周期を設定することができます。
点検によって早期に劣化を発見できれば、大規模な修繕が必要になる前に小さな修繕で済ませることができ、コスト削減にも繋がります。
さらに、定期的な点検は、建物の安全性や快適性を維持するためにも重要です。
専門家による点検を受けることで、潜在的な問題を早期に発見し、適切な対策を講じることができます。
長期修繕計画に基づいて適切な周期を設定
建物の長期的な維持管理を行うためには、長期修繕計画を作成することが重要です。
長期修繕計画では建物の劣化状況を予測し、将来必要となる修繕工事とその費用を計画的に積み立てていくことで、修繕費用を予算化し、計画的に修繕工事を実施できるようになります。
この計画に基づいて、それぞれの修繕工事の周期を設定していくことは、建物を長く維持していく上で不可欠なのです。
また、長期修繕計画は、修繕費用に関するトラブルを未然に防ぐ効果もあります。
計画的に修繕費用を積み立てることで、急な出費を抑え、安定した建物の維持管理を実現できます。

外壁塗装の周期は?
外壁塗装の目安周期は10~15年
外壁塗装は建物の外壁を保護し、美観を保つための重要な工事です。
一般的な目安は10~15年ですが、塗料の種類や建物の環境によって大きく異なります。
高耐久性の塗料を使用すれば、より長い期間、塗装効果を維持することができます。
また、日射や雨風の影響を受けやすい場所では、塗装が早く劣化し、より短い周期での塗り替えが必要となります。
さらに建物の立地条件も、外壁塗装の周期に影響を与える要因の一つです。
塗料の種類による耐久年数の違い
外壁塗装に使用する塗料には、さまざまな種類があり、それぞれ耐久年数が異なります。
フッ素樹脂塗料は耐久性に優れ、20年以上効果が持続すると言われています。
シリコン樹脂塗料は10~15年、アクリル樹脂塗料は5~10年程度の耐久性があります。
塗料の種類によって価格も大きく異なるため、予算と耐久性を考慮して適切な塗料を選ぶことが重要です。
一方、建物の美観も考慮しながら塗料の色を選ぶことも大切です。
ひび割れや劣化症状が現れたら早めの塗り替え検討
外壁にひび割れや剥がれ、チョーキング(白化)などの劣化症状が現れた場合は、早めの塗り替えを検討する必要があります。
放置すると雨漏りなどの原因となり、建物の寿命を縮めるだけでなく、建物内部の腐食やカビの発生などを招き、大規模な修繕が必要となる可能性があります。
そのため、定期的な点検を行い、劣化の兆候を早期に発見することが重要といえます。
また、専門会社に相談することで、適切な修繕方法や塗料の選択についてアドバイスを受けることができます。

屋上防水工事の周期は?
屋上防水工事の目安周期は10~15年
屋上防水工事は、屋上の防水層を保護し、雨漏りを防ぐための工事です。
一般的な目安は10~15年ですが、防水層の種類や使用状況によって異なります。
シート防水や塗膜防水など、さまざまな防水工法があり、それぞれ耐久年数が異なります。
また、屋上の形状や面積も防水工事の周期に影響を与えます。
防水層の種類による耐久年数の違い
シート防水は耐久性に優れ、20年以上効果が持続すると言われています。
一方、塗膜防水は比較的安価ですが、耐久性が低く、10年程度の寿命です。
最近ではウレタン防水やFRP防水など、さまざまな防水工法が開発されており、建物の構造や予算、耐久年数などを考慮して適切な工法を選択することが重要です。
例えば、軽量化が必要な場合は、塗膜防水が適している場合があります。
雨漏りが発生したら早めの補修検討
雨漏りが発生した場合、早急に補修を行う必要があります。
雨漏りは建物の構造材を腐食させ、建物の寿命を縮める原因となります。
また、居住者の健康にも悪影響を及ぼす可能性があるため、早期発見・早期対応が重要なのです。
さらに、雨漏りを放置すると、建物の資産価値を低下させる可能性もあります。
そのため、少しでも雨漏りの兆候が見られた場合は、すぐに専門会社に相談することが大切です。

給排水管の更新周期は?
給排水管更新の目安周期は30~40年
給排水管は建物の寿命と密接に関係しており、長期間使用すると老朽化し、漏水や破裂などのリスクが高まります。
一般的な更新周期は30~40年とされていますが、配管の材質や使用状況によって異なります。
また、水質によっても配管の劣化速度が異なるため、地域の水質も考慮する必要があります。
配管の材質による耐久年数の違い
給排水管にはさまざまな材質のものがあり、それぞれ耐久年数が異なります。
塩化ビニル管は比較的安価で耐久性も高いですが、紫外線に弱いため、屋外の配管には適しません。
一方、ステンレス管は耐久性と耐食性に優れているため、長寿命です。
近年では、より耐久性や耐震性に優れた配管材も開発されており、建物の状況に合わせて最適な材質を選択することが重要です。
漏水や赤水の発生頻度が高い場合は更新検討
給排水管から漏水や赤水が発生する場合は、配管の老朽化が原因である可能性が高く、早めの更新を検討する必要があります。
放置すると漏水による水害や赤水による健康被害につながる可能性があります。
そのため、定期的な点検を行い、配管の状態を把握しておくことが重要です。
また、漏水や赤水の発生頻度が高い場合は、専門会社に相談し、適切な対策を講じることが大切です。
まとめ
この記事では、大規模修繕工事、外壁塗装、屋上防水工事、給排水管更新といった主要な修繕工事の周期について解説しました。
それぞれの工事には目安となる周期がありますが、建物の築年数、状態、使用状況、材料の種類など、さまざまな要因によって最適な周期は異なってきます。
建物の状態を定期的に点検し、長期的な視点で修繕計画を立てることが、建物を長く安全に利用するための重要なポイントといえます。
また、専門会社に相談することで、より適切な修繕計画を立てることができます。
建物の維持管理は、建物の寿命を延ばすだけでなく、居住者の安全で快適な生活を守るためにも重要なのです。
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