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コンクリートの水漏れ箇所と原因特定方法を解説!早期発見で被害を最小限に抑える

2025.09.29 お役立ちブログ

コンクリート構造物の水漏れは、建物の耐久性や安全性を脅かす深刻な問題です。
放置すると、鉄筋の腐食や建材の劣化を招き、大規模な修繕が必要となるケースも少なくありません。
そのため、建物の寿命を長く保つためにも、水漏れの原因を正確に特定し、適切な対策を講じることが非常に重要といえます。
この記事では、コンクリートの水漏れが発生する箇所とその原因、そして被害を最小限にするための対応について解説します。

コンクリートの水漏れはどこから発生するか

ひび割れからの水漏れ

コンクリート構造物に発生したひび割れは、水漏れを引き起こす主要因の一つです。
ひび割れの幅や深さ、そしてその位置によって、浸水量や影響範囲は大きく異なります。
例えば、表面の小さなひび割れは、雨水の浸入を防ぐための防水層が剥がれたり劣化したりすることで発生し、比較的軽微な水漏れにとどまることが多いのです。
しかし、構造体深くまで達する大きなひび割れは、大量の水の浸入を招き、鉄筋の腐食やコンクリートの強度低下につながる可能性があります。
また、ひび割れが構造体のどの部分に発生しているかによっても、被害の深刻度は大きく変わってきます。
ひび割れからの水漏れの程度は、ひび割れの状況と、その部分の防水層の状態に大きく依存するのです。

目地部からの水漏れ

コンクリート構造物は、複数の部材を接合して構成されることが多く、その接合部である目地部は、水漏れが発生しやすい箇所です。
目地材の劣化や施工不良によって目地部に隙間が生じると、そこから雨水や地下水が浸入します。
特に、建物の外壁や基礎部分の目地部は、常に雨水や湿気にさらされているため劣化が進行しやすく、水漏れのリスクが高まります。
目地材の種類やメンテナンス状況も、水漏れの発生に大きく影響を与えます。
例えば、弾性のある目地材を使用することで、コンクリートの伸縮によるひび割れを吸収し、水漏れの発生を防ぐことができます。
さらに、定期的なメンテナンスを行うことで、目地材の劣化を早期に発見し、適切な処置をすることで、水漏れのリスクを低減できます。

打継ぎ部からの水漏れ

コンクリートは一度に大量に打設することが難しいため、複数回に分けて打設する「打継ぎ」という工法が用いられることがあります。
この打継ぎ部は、施工上の精度や養生状態によって水密性が低くなることがあり、水漏れが発生しやすい箇所となります。
打継ぎ面が不十分に処理された場合、雨水や地下水が浸入し、コンクリート内部に浸透し、構造体の劣化を招く可能性があります。
また、適切な養生が行われなかった場合も、コンクリートの強度が低下し、水漏れの原因となることがあります。
打ち継ぎ部の水密性を確保するためには、適切な施工管理と高品質な材料の使用が不可欠です。
そして、経験豊富な施工会社が適切な工法を用いることで、水漏れの発生リスクを最小限に抑えることができます。

配管貫通部からの水漏れ

配管がコンクリート構造物を貫通する箇所も、水漏れが発生しやすいポイントです。
貫通部のシーリング処理が不完全な場合、配管の腐食や破損によって水漏れが発生する可能性があります。
特に、老朽化した建物では、配管の劣化による水漏れが頻発する傾向があります。
一方、新築の建物でも、施工不良によって水漏れが発生するケースも少なくありません。
配管貫通部の水漏れを防ぐためには、定期的な点検と、必要に応じてシーリング材の補修や更新が重要です。
また、配管自体に劣化が見られる場合は、配管の交換も検討する必要があります。

コンクリートの水漏れの原因

コンクリートの経年劣化によるひび割れ

コンクリートは、時間の経過とともに劣化し、ひび割れが発生します。
これは、コンクリートの乾燥収縮、凍結融解、塩害など、さまざまな要因が複雑に絡み合って起こる現象です。
ひび割れの程度は、コンクリートの品質、環境条件、構造物の使用状況などに依存し、微小なひび割れから構造体に影響を与える大きなひび割れまでさまざまなパターンがあります。
小さなひび割れでも、そこから水が浸入し、鉄筋の腐食を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。
さらに、ひび割れを放置することで、劣化が進行し、より大きなひび割れに発展する可能性もあるため、早期の発見と対応が重要となります。

地震によるひび割れ

地震による強い揺れは、コンクリート構造物に大きな負担をかけ、ひび割れが発生する原因となります。
地震の規模や建物の構造、地盤条件などによって、ひび割れの程度は大きく異なります。
地震によって発生したひび割れは、構造的な安全性に影響を与える可能性があるため、専門家の点検が不可欠です。
また、目視では確認できない内部の損傷が生じている場合もあるため、専門的な機器を用いた調査が必要となるケースもあります。
建物の安全性を確保するためにも、地震後の点検は怠らないようにしましょう。

施工不良によるひび割れ

コンクリートの施工不良も、ひび割れや水漏れを引き起こす原因となります。
例えば、コンクリートの配合不良、締め固め不足、養生不良などは、コンクリートの強度低下やひび割れにつながります。
また、型枠の精度が低い場合も、コンクリートにひび割れが生じる可能性があります。
これらの施工不良は、人間のミスが原因となることが多く、経験と技術、適切な管理体制が重要となります。
そのため、施工会社を選ぶ際には、実績や技術力、そして管理体制などをしっかりと確認することが大切です。

目地材の劣化

目地材は、時間の経過とともに紫外線や雨風による劣化が進みます。
劣化が進むと、目地材の弾性や防水性が低下し、ひび割れや隙間が生じ、水漏れが発生する原因となります。
目地材の耐久性やメンテナンス性も、水漏れリスクに大きく関わってきます。
例えば、耐久性の高い目地材を使用することで、劣化の進行を遅らせることができます。
また、定期的なメンテナンスを行うことで、目地材の劣化を早期に発見し、補修することで、水漏れの発生を予防することができます。

水漏れによる被害を最小限にするには

早期発見の重要性

コンクリートの水漏れは、早期発見が被害を最小限に抑えるために非常に重要です。
小さな水漏れでも、放置すると鉄筋の腐食やコンクリートの劣化が進行し、大規模な修繕が必要になる可能性があります。
そのため、日頃から建物の状態に注意を払い、水漏れがないか確認することが大切です。
定期的な点検や、異常を発見した際の迅速な対応が求められます。
また、水漏れが発生しやすい箇所を重点的に確認することで、早期発見につながります。

応急処置の方法

水漏れを発見した場合、まずは応急処置を行うことが重要です。
例えば、ひび割れ部分にシーリング材を塗布したり、目地部に防水テープを貼付したりすることで、水漏れの拡大を防ぐことができます。
また、バケツやタオルなどを用いて、漏れている水を一時的に受け止めることも有効です。
ただし、応急処置はあくまで一時的な対策であり、根本的な原因を究明し、適切な修繕を行う必要があります。
応急処置を行った後、速やかに専門会社に連絡し、点検と修繕を依頼しましょう。

専門会社への相談

コンクリートの水漏れは、原因や修理方法が複雑な場合が多く、専門知識や技術が必要となります。
そのため、自分で対応しようとせず、専門会社に相談することが重要です。
専門会社は、原因究明から適切な修繕方法の提案、施工までをトータルでサポートしてくれます。
また、水漏れの原因を特定するために、専門的な機器を用いた調査を行うこともあります。
早めの相談が、被害拡大の防止と、コスト削減につながります。
専門会社に相談することで、安心して建物の修繕を任せられます。

まとめ

コンクリート構造物の水漏れは、建物の耐久性や安全性を脅かす重大な問題です。
ひび割れや目地部、打継ぎ部、配管貫通部など、発生箇所によって原因はさまざまですが、いずれも放置すれば鉄筋の腐食や構造体の劣化を招き、大規模修繕が必要になるリスクがあります。
原因としては、コンクリートの経年劣化、地震によるひび割れ、施工不良、目地材の劣化などが挙げられます。
これらは建物の使用状況や環境条件によって進行度が異なり、早期の発見と対応が不可欠です。
被害を最小限に抑えるためには、日頃からの点検による早期発見、応急処置による拡大防止、そして速やかな専門会社への相談が重要です。

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