パラペット防水で雨漏りしやすい場所とメンテナンス方法を解説
「パラペットとは何だろう?」「うちの屋根にもあるのだろうか?」
築年数が経ち、陸屋根やパラペットのあるビルやマンションのオーナーのみなさん。
もしかしたら、そんな疑問をお持ちかもしれません。
雨漏りの原因にもなりやすいパラペットは、実は建物の構造上重要な役割を担っています。
この記事では、パラペットの役割や雨漏りしやすい箇所、具体的なメンテナンス方法について詳しく解説します。
みなさんのビルやマンションで、安心安全に過ごせるように、ぜひ最後まで読んでみてください。
パラペットとは?
パラペットは、建物の屋上やバルコニーの外周部に取り付けられた低い壁のことです。
「胸壁」「手すり壁」「扶壁」などとも呼ばれ、見た目は手すりや塀のように、建物の周囲をぐるりと囲むように設置されています。
では、パラペットには一体どんな役割があるのでしょうか。
1: 防水性の向上
パラペットは、陸屋根の防水性を高めるために欠かせない存在です。
陸屋根は、雨水が溜まりやすく、防水層の劣化や破損によって雨漏りが発生しやすい構造です。
パラペットで屋上を囲むことで、雨水が直接防水層に当たるのを防ぎ、防水層の寿命を長く保つ役割を果たしています。
2: 外観のデザイン性の向上
パラペットは、建物のデザイン性を高める要素としても重要な役割を担っています。
シンプルな陸屋根にパラペットを取り付けることで、立体感やアクセントを生み出し、よりスタイリッシュな外観に仕上げることができます。
また、パラペットのデザインや素材を変えることで、建物の個性や雰囲気を変えることも可能です。
さらに、屋上にある汚れが雨水と一緒に外壁につたって劣化するのを防ぐ効果もあります。
3: 看板の設置
パラペットは、看板を設置するためのスペースとしても活用されます。
特に商業施設や店舗では、パラペットに看板を取り付けることで、お店の存在をアピールしたり、顧客に情報を提供したりするのに役立ちます。
4: 安全性の向上
パラペットは、屋上からの転落防止にも役立ちます。
特に、屋上を庭園や休憩スペースとして利用する場合には、パラペットが安全性を確保する役割を担います。
パラペットがある屋根の構造と雨漏りしやすい場所
パラペットは、雨漏りが発生しやすい場所でもあります。
特に、排水溝、笠木、サッシ周辺は注意が必要です。
1: 排水溝
排水溝は、屋上に降った雨水を排水するための重要な役割を担っています。
しかし、排水溝が詰まったり、破損したりすると、雨水が溜まり、パラペットや屋上の防水層に浸水し、雨漏りの原因となることがあります。
2: 笠木
笠木は、パラペットの上部に設置された金属製のカバーで、パラペットの天板からの雨水の浸入を防ぐ役割を担っています。
しかし、笠木が経年劣化したり、施工不良により隙間が生じたりすると、雨水が笠木内部に浸入し、パラペットや屋上の防水層に被害を与える可能性があります。
3: サッシ周辺
サッシ周辺は、パラペットと外壁の接合部であり、雨漏りが発生しやすい場所です。
サッシの周りのシーリングが劣化したり、破損したりすると、雨水がサッシ周辺に浸入し、パラペットや屋内の壁に影響を与える可能性があります。
防水効果を持続するためのメンテナンス方法
パラペットのメンテナンスは、雨漏りを防ぐために非常に重要です。
定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことで、建物の寿命を延ばし、安心して過ごせる環境を維持することができます。
1: 笠木のメンテナンス
笠木のメンテナンスは、主にシーリングの補修や交換、金属部分の塗装などを行います。
シーリングは、経年劣化によってひび割れや剥がれが生じることがあります。
ひび割れや剥がれを放置すると、雨水が笠木内部に浸入し、雨漏りの原因となるため、定期的に点検し、必要に応じて補修や交換を行う必要があります。
金属部分は、経年劣化によって錆びや腐食が発生することがあります。
錆びや腐食は、放置すると金属の強度が低下し、笠木が破損する原因となるため、定期的に点検し、必要に応じて塗装を行う必要があります。
2: 胸壁のメンテナンス
胸壁のメンテナンスは、主にシーリングの補修や交換、タイルの補修などを行います。
シーリングは、笠木と同様に経年劣化によってひび割れや剥がれが生じることがあります。
ひび割れや剥がれを放置すると、雨水が胸壁内部に浸入し、雨漏りの原因となるため、定期的に点検し、必要に応じて補修や交換を行う必要があります。
タイルは、経年劣化によって剥がれやひび割れが生じることがあります。
剥がれやひび割れを放置すると、雨水が胸壁内部に浸入し、雨漏りの原因となるため、定期的に点検し、必要に応じて補修や交換を行う必要があります。
3: 谷樋のメンテナンス
谷樋は、屋根の傾斜部分に設置された樋で、雨水を排水する役割を担っています。
谷樋が詰まったり、破損したりすると、雨水が溜まり、パラペットや屋上の防水層に浸水し、雨漏りの原因となることがあります。
谷樋のメンテナンスは、主に清掃や破損箇所の修理などを行います。
定期的に清掃を行い、落ち葉やゴミなどを除去することで、詰まりを防ぎ、排水機能を正常に保つことができます。
破損箇所がある場合は、修理または交換が必要です。
4: 排水溝のメンテナンス
排水溝のメンテナンスは、主に清掃や破損箇所の修理などを行います。
排水溝にゴミや落ち葉が溜まると、排水機能が低下し、雨水が溜まり、パラペットや屋上の防水層に浸水し、雨漏りの原因となることがあります。
定期的に清掃を行い、ゴミや落ち葉などを除去することで、詰まりを防ぎ、排水機能を正常に保つことができます。
パラペットのメンテナンスは専門家に相談しよう
屋上は普段から上ることが少なく、雨漏りもしやすいため定期的なメンテナンスを意識しましょう。
パラペットのメンテナンスは、専門知識が必要な場合もあります。
雨漏りの原因を特定したり、適切なメンテナンス方法を選定したりするためには、専門業者に相談することをお勧めします。
専門業者は、建物の状況を診断し、適切なメンテナンス方法を提案してくれます。
また、必要に応じて、修理や改修工事なども請け負ってくれます。
パラペットのメンテナンスや、防水工事を検討されている方は、ぜひ当社へご相談ください。
まとめ
この記事では、パラペットの役割や雨漏りしやすい箇所、具体的なメンテナンス方法について解説しました。
パラペットは、陸屋根の防水性を高めたり、外観のデザイン性を高めたり、安全性を確保したりと、建物の構造上重要な役割を担っています。
しかし、雨漏りが発生しやすい場所でもあるため、定期的な点検と適切なメンテナンスが必要です。
特に、排水溝、笠木、サッシ周辺は注意が必要です。
これらの箇所は、経年劣化によって破損しやすく、雨水が浸入しやすいため、定期的に点検し、必要に応じて補修や交換を行うようにしましょう。
パラペットのメンテナンスは、専門知識が必要な場合もあるため、雨漏りの原因を特定したり、適切なメンテナンス方法を選定したりするためには、専門業者に相談することをお勧めします。
専門業者の力を借りることで、建物の寿命を延ばし、安心して過ごせる環境を維持することができます。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
マンション、ビルの屋上防水なら阪神防水センターにお任せ下さい!
阪神防水センターはビルやマンションの防水工事に特化した専門企業です。
お客様の大切な建物をしっかりと守るために、最適な防水工法をご提案いたします。
大阪・神戸を中心に関西エリアでの防水工事をお考えでしたらまずはお気軽にご相談ください。
お問い合わせは、お電話またはメールにて承ります!
相談無料・診断無料・見積もり無料
お電話の場合はこちら:0120-69-1670
メールの場合はこちら:お問合せ専用フォーム
屋上の無料診断はこちら:無料診断依頼用フォーム
料金表についてはこちら:工事メニュー別の料金ページ
施工事例も定期的に更新しておりますのでぜひご覧ください!
お気軽にお電話ください