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西宮市U学院学生寮にてウレタン防水通気緩衝工法を採用した改修工事を行いました!

2025.11.04 施工事例

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施工写真

西宮市U学院学生寮にて、屋上防水改修工事を行いました。
既存防水層の経年劣化により、一部で膨れやひび割れが確認されたため、今回の改修ではウレタン塗膜防水(通気緩衝工法)を採用しました。

通気緩衝工法は、下地と防水層の間に通気層を設け、内部の湿気や水蒸気を脱気筒から逃がすことで防水層の膨れを防ぐ工法です。
今回はメッシュクロスを張り込み、脱気筒を設置したうえで、ウレタン防水材を複数回塗り重ねて仕上げました。
下地の動きにも柔軟に追従し、長期にわたり安定した防水性能を維持できる仕様となっています。

■ケレン清掃

防水工事の基本は、まず下地の状態を整えることから始まります。ケレン清掃では、コンクリート面や既存防水層に付着した汚れ・ほこり・浮き・脆弱な塗膜を丁寧に除去します。表面をしっかりと清掃することで、次に施工するプライマーや防水材の密着性が大幅に向上し、仕上がりの品質を安定させることができます。細部まで入念に処理を行うことで、後々の剥がれや膨れなどのトラブルを防ぎ、長期間にわたって防水性能を維持するための大切な工程です。

■下地調整(カチオン補修)

ケレン清掃後、ひび割れや欠け、段差などの不陸部分を補修します。補修には密着性と強度に優れたカチオン系モルタルを使用。既存下地としっかり一体化し、防水層を施工するための平滑な面を作り上げます。カチオン補修を丁寧に行うことで、仕上がりの美観だけでなく、防水材の膜厚が均一に保たれ、耐久性の高い防水層を形成できます。特に屋上やバルコニーなど水が滞留しやすい箇所では、この下地調整の精度が防水性能を左右する重要なポイントとなります。

床目地部分には、まずプライマーを塗布して接着性を高め、その後にコーキング材を充填します。プライマーは下地とコーキングの密着を確保するための“接着剤”的役割を果たします。コーキングは目地からの水の侵入を防ぐ防水ラインとして重要で、経年劣化したまま放置すると雨水が下地へ染み込み、膨れや浮きの原因となります。確実なシーリング処理を行うことで、防水層全体の耐久性と密閉性を向上させ、後のウレタン塗膜層をより確実に機能させることができます。

■プライマー塗布

防水材を塗る前に行うのがプライマー塗布です。プライマーは下地とウレタン防水材との密着を強固にするための重要な工程で、塗りムラなく均一に塗布することで防水層の密着性を最大限に高めます。特にコンクリート面や補修箇所など、吸い込みが多い部分は注意深く施工します。この工程を省略したり不十分に行うと、防水材が剥離するリスクが高まり、工事の寿命を大きく縮める原因になります。見えない部分ですが、防水性能を左右する非常に大切な下準備の一つです。

■メッシュクロス貼り付け

メッシュクロス貼り付けは、防水層の強度と追従性を高めるための補強工程です。下地にプライマーを塗布したあと、ウレタン防水材の一層目を塗りながらメッシュクロスを丁寧に張り込みます。これにより、防水層の伸縮や下地の微細な動きにも柔軟に対応でき、ひび割れや剥がれを防止します。特に既存防水層の上に施工する場合や、下地に動きがある箇所では非常に効果的です。仕上がりの平滑さと強度を両立し、長期間にわたり安定した防水性能を保ちます。

■通気緩衝シート敷設・圧着

通気緩衝工法の要となるのが通気緩衝シートの敷設です。このシートは下地と防水層の間に通気層をつくり、下地内の水分や湿気を逃がす役割を持ちます。プライマー塗布後、専用ボンドを使用してシートをしっかりと圧着。気泡が残らないよう丁寧に施工します。これにより、防水層の膨れや浮きを防ぎ、安定した防水性能を維持できます。改修工事で既存防水層の上から施工する際にも有効で、建物を長く守るために欠かせない工程です。

■ジョイントテープ貼り付け

通気緩衝シートの継ぎ目部分には、ジョイントテープを貼り付けて密閉性を確保します。この処理を怠ると、隙間から水分や空気が入り込み、膨れや浮きの原因となるため非常に重要です。テープをしっかりと圧着し、段差を最小限に抑えることで、その後に施工する防水層が均一に密着します。地味な工程に見えますが、仕上がりの精度と防水性能を左右する繊細な作業であり、職人の丁寧さが品質に直結するポイントです。

■脱気筒取り付け

脱気筒は、防水層の下にこもる湿気や水蒸気を外部へ逃がすための重要な部材です。通気緩衝工法では、この脱気筒を適切な位置に取り付けることで、防水層内部の圧力を安定させ、膨れを防止します。設置位置は風の流れや排気効率を考慮し、通気経路を確保するように計画します。見た目は小さな部品ですが、防水層の寿命を左右するほど大切な役割を担っており、屋上防水改修には欠かせない工程のひとつです。

■ウレタン防水一層目・二層目

ウレタン塗膜防水は、液状の防水材を塗り重ねて防水層を形成します。一層目は下地との密着とベース層づくり、二層目は防水膜としての厚みと強度を確保する役割を持ちます。気泡や塗りムラが出ないよう均一に塗布し、所定の膜厚を確実に確保することが重要です。柔軟性に優れたウレタン防水材は、下地の微細な動きにも追従し、継ぎ目のない一体化した防水層を形成。長期にわたり安定した防水性能を発揮します。

■トップコート

最後に、防水層を紫外線や風雨から守るためのトップコートを塗布します。ウレタン防水層自体は紫外線に弱く、トップコートを定期的に塗り替えることで劣化を防ぎます。塗布後は光沢が出て美観も向上し、汚れの付着を抑える効果もあります。トップコートは防水工事の「仕上げ」であり、長持ちさせるためには数年ごとの再塗装が理想です。最終確認を行い、均一で美しい仕上がりを確認して完了となります。

完成

屋上防水を劣化したまま放置したらどうなる・・・?

屋上防水工事において、トップコートの塗り替えは単なる「見た目の化粧直し」ではありません。むしろ、防水層を長持ちさせるための極めて重要なメンテナンスです。防水層そのものは10年〜15年程度の耐久性を持ちますが、紫外線や雨風を直接受け続けることで、数年ごとに表面のトップコートは劣化していきます。このトップコートが劣化すると、防水層が無防備に外的環境にさらされ、ひび割れや硬化、最悪の場合は漏水へとつながるリスクが高まります。今回のお客様も、防水工事から5年が経過した

屋上防水は、建物を雨水や湿気から守るための大切なバリアです。ところが、この防水層も年月が経つにつれて紫外線・熱・風雨などの影響で少しずつ劣化していきます。もし劣化を放置してしまうと、見た目には大きな変化がなくても、防水機能が徐々に低下し、やがて雨漏りなどの深刻なトラブルを引き起こすことになります。

防水層がひび割れたり、膨れたり、剥がれたりすると、そこから雨水が内部へ浸入します。最初はわずかな漏水でも、コンクリート内部に水分が入り込むと、鉄筋が錆びて膨張し、コンクリートの爆裂(表面が割れて剥がれ落ちる現象)を引き起こすこともあります。これが進行すると建物の構造体そのものを傷めてしまい、修繕費用が一気に高額になります。

さらに、天井や壁のシミ、カビの発生、悪臭など、室内環境にも悪影響が出ます。特に集合住宅や施設の場合は、漏水が他の部屋や階下にまで広がるケースもあり、入居者トラブルに発展することもあります。

屋上防水は「まだ雨漏りしていないから大丈夫」と油断している間にも、確実に劣化が進行しています。表面のトップコートが色あせたり、ひび割れが見られた時点で、すでにメンテナンスのサインです。定期的な点検やトップコートの塗り替えを行うことで、防水層の寿命を延ばし、大規模な修繕を防ぐことができます。

防水工事は決して安いものではありませんが、劣化を放置してから修繕するよりも、早めにメンテナンスする方が結果的にコストを抑えられます。屋上の状態を長く良好に保つためにも、5年に一度の点検を目安に、専門業者による定期診断をおすすめします。

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