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雨漏り対策はこれで解決?屋上防水工事の種類と選び方についてわかりやすく解説

2025.06.07 お役立ちブログ

マンションやビルの屋上は、建物の重要な構成要素であり、常に風雨にさらされています。
長年の使用により、防水層は劣化し、雨漏りの原因となることも。
放置すると建物全体への深刻なダメージにつながるため、適切な防水対策は不可欠です。
屋上防水工事は高額な費用がかかるため、適切な工法選びが重要となります。
そこでこの記事では、屋上防水工事の種類、メリット・デメリットをご紹介します。
雨漏りでお困りの方は、ぜひ最後までお読みください。

屋上防水工事の種類とは

ウレタン防水の特徴

ウレタン防水は、液状のウレタン樹脂を吹き付けたり、ローラーで塗布したりして防水層を形成する工法です。
その柔軟性から、複雑な形状の屋上、例えば、多くの配管や機器が設置されている屋上や、勾配のある複雑な形状の屋上にも対応できるのが大きなメリットです。
継ぎ目がないため、雨水の浸入リスクも低く抑えられます。
主に「密着工法」と「通気緩衝工法」の2種類があり、屋上防水には通気性が高く耐久性にも優れた通気緩衝工法が一般的に用いられます。
通気緩衝工法では、防水層と下地との間に空気層を設けることで、結露の発生を抑制し、防水層の寿命を延ばす効果があります。
価格は比較的安価で、多くのマンションやビル、特に近年建設された建物で多く採用されています。
例えば、100平方メートルの屋上であれば、一般的なウレタン防水の費用は50万円~100万円程度とされていますが、形状や下地処理の状況によって変動します。

シート防水の特徴

シート防水は、ゴムや塩化ビニールなどの防水シートを下地に貼り付けて防水層を作る工法です。
かつてはゴムシートが主流でしたが、近年は耐久性に優れた塩化ビニールシート、特にPVCシートやTPOシートが主流となっています。
PVCシートは柔軟性があり、複雑な形状にもある程度対応できますが、TPOシートは耐候性に優れ、長寿命が期待できます。
シートを貼り付けるため、工期が比較的短く、費用も抑えられる傾向にあります。
例えば、塩化ビニールシート防水の場合、100平方メートルの屋上であれば、工事費用は30万円~70万円程度とウレタン防水よりも安価な場合が多いです。
しかし、複雑な形状の屋上、例えば、多数の段差や凹凸のある屋上には不向きで、施工時の振動や騒音も考慮する必要があります。
また、シートの継ぎ目部分からの雨漏りのリスクも存在します。

アスファルト防水の特徴

アスファルト防水は、液状のアスファルトとアスファルトシートを組み合わせる伝統的な工法です。
長年の実績があり、信頼性が高いのが特徴です。
耐荷重性と密閉性に優れ、耐用年数も比較的長いと言われています。
熱工法、常温工法、トーチ工法など複数の施工方法があり、それぞれ工期や費用が異なります。
熱工法は、アスファルトを熱して溶かしながら施工するため、高い密着性と防水性を確保できますが、施工時の高温や悪臭が問題となります。
常温工法は、溶剤系のアスファルトを使用するため、環境に優しく、悪臭も少ないですが、耐久性は熱工法に劣ります。
トーチ工法は、バーナーでアスファルトシートを溶かしながら貼り付ける工法で、比較的短工期で施工できますが、火災リスクや悪臭の問題があります。
100平方メートルの屋上では、熱工法が最も高価で、70万円~150万円程度、常温工法が比較的安価で、50万円~100万円程度になることが多いです。

FRP防水の特徴

FRP防水は、ガラス繊維のマットにポリエステル樹脂を塗り重ねて防水層を作る工法です。
軽量で、耐水性・耐久性・耐熱性に優れ、継ぎ目のないシームレスな防水層を形成できるため、高い防水性能が期待できます。
また、速乾性があり工期が短いのもメリットです。
しかし、コストが高く、紫外線に弱いため、紫外線吸収剤入りのトップコートを塗布するなど、長期的な維持管理が必要になります。
さらに、伸縮性が低いため、地震などによる建物の変形に追従しにくく、広範囲の施工には不向きです。
例えば、100平方メートルの屋上でのFRP防水工事費用は、100万円~150万円程度と高額になりがちです。

屋上防水工事のメリットとは

各工法のメリットを比較

各工法にはそれぞれメリットがあります。
ウレタン防水は価格が比較的安価で、複雑な形状にも対応できる柔軟性があります。
例えば、屋上庭園や植栽がある複雑な形状の屋上にも適しています。
シート防水は工期が短く費用を抑えられ、迅速な施工が求められる場合に適しています。
アスファルト防水は耐用年数が長く信頼性が高く、長期間のメンテナンスコストを抑えたい場合に適しています。
FRP防水は軽量で高性能、工期が短く、迅速な施工と高い防水性能を両立したい場合に適しています。
これらのメリットを、建物の状況や予算、目的に合わせて比較検討することが重要です。

費用対効果を検証する

費用対効果を考慮する際には、初期費用だけでなく、耐用年数、メンテナンス頻度、メンテナンス費用も考慮しなければなりません。
例えば、アスファルト防水は初期費用が高くても、耐用年数が長いため、長期的な費用対効果は高い可能性があります。
しかし、大規模修繕時の費用は高額になる可能性があります。
一方、ウレタン防水は初期費用が安価ですが、耐用年数が比較的短いため、5~7年程度の周期で塗り替えが必要となり、長期的なコストがかさむ可能性があります。
それぞれの工法の費用と耐用年数、メンテナンス費用を比較検討し、ライフサイクルコストを算出して最適なバランスを見つける必要があります。

屋上防水工事のデメリットとは

各工法のデメリット比較

ウレタン防水は乾燥に時間がかかり工期が長くなること、天候に左右されやすいこと、職人の技術に依存する部分が大きいことがデメリットです。
熟練した職人が不足している地域では、施工品質にばらつきが生じる可能性もあります。
シート防水は施工時の騒音や振動、複雑な形状への対応が難しい点、シートの継ぎ目からの雨漏りのリスクが挙げられます。
アスファルト防水は工期が長く費用が高い上に、熱工法やトーチ工法では悪臭が発生し、近隣への配慮が必要となります。
FRP防水はコストが高く、紫外線に弱く、広範囲の施工には不向きで、小さな亀裂が発生しやすいという欠点もあります。

耐用年数と維持費

各工法の耐用年数は、ウレタン防水が10~12年、シート防水が10~15年、アスファルト防水が15~20年、FRP防水が10~15年程度とされています。
しかし、これはあくまでも目安であり、実際の耐用年数は建物の状況、屋上の傾斜、日照条件、環境、施工状況、メンテナンス状況などによって大きく変動します。
また、耐用年数に加え、定期的なメンテナンス費用、例えば、目視点検、部分補修、全面改修などの費用も考慮する必要があります。
例えば、ウレタン防水は定期的な塗り替えが必要となり、その費用は、初期費用と比較して決して無視できるものではありません。

最適な防水工法の選び方

建物の状況と予算

最適な工法を選ぶ際には、建物の構造、屋上の形状、面積、既存の設備状況、排水状況、周辺環境などを考慮する必要があります。
例えば、屋上に多くの設備がある場合は、ウレタン防水のように柔軟性のある工法が適しているでしょう。
また、予算も重要な要素です。
各工法の費用だけでなく、長期的な維持管理費用を含めたライフサイクルコストを比較検討し、予算に合った工法を選ぶ必要があります。
さらに、建物の耐震性なども考慮する必要があります。

目的と優先順位

防水工事の目的は、雨漏りの防止、建物の延命化、資産価値の維持向上です。
しかし、その目的を達成するための優先順位は、費用、工期、耐久性、安全性、環境負荷など、オーナー様、管理組合、設計者によって異なるでしょう。
例えば、工期を短縮したい場合は、シート防水やFRP防水が適しています。
耐久性を重視するなら、アスファルト防水が適しているかもしれません。
それぞれの優先順位を明確にして、最適な工法を選択しましょう。
また、近隣への配慮も重要です。

会社選びのポイント

信頼できる会社を選ぶことは、工事を成功させる上で非常に重要です。
会社の選定にあたっては、防水工事の実績、経験年数、資格の有無、保証体制、施工管理体制、アフターサービス、顧客対応、口コミなどを確認することが大切です。
見積もりを依頼し、内容をしっかりと比較検討し、不明な点は質問し、納得してから契約しましょう。

完了検査の重要性

完了検査では、防水層にひび割れがないか、施工が適切に行われているか、排水状況に問題がないか、材料の品質に問題がないかなどを確認することが重要です。
専門知識がない場合は、建築士や専門会社に検査を依頼することをお勧めします。
雨漏りは早期発見が重要です。
万が一、不備が見つかった場合は、速やかに会社に連絡し、補修を依頼しましょう。
検査記録をきちんと保管しておくことも大切です。

まとめ

屋上防水工事には、ウレタン、シート、アスファルト、FRP防水の4つの主要な工法があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
最適な工法は、建物の状況、予算、優先順位、ライフサイクルコスト、近隣への配慮などを総合的に考慮して決定する必要があります。
費用対効果を考慮し、信頼できる会社を選び、綿密な計画、適切な施工、完了検査をきちんと行うことで、長期的な建物の維持管理に貢献します。
雨漏り対策は建物の寿命を左右する重要な要素です。
この記事が、皆様の最適な防水工法選びの参考になれば幸いです。
専門家への相談も有効な手段です。
定期的な点検も忘れずに行いましょう。

当社では完全自社施工にこだわり、中間マージンを省いた適正価格を実現しています。
ビルやマンションの屋上防水において、FRP防水・ウレタン防水・アスファルト防水など多様な工法を用意し、建物の状況や予算に応じた最適なプランを提案いたします。
直接職人が対応するため、スピーディーかつきめ細やかなサービスが強みです。
ビルやマンション、アパートのオーナーで、屋上防水を検討している方はお気軽にお問い合わせください。

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