西宮市でマンションの防水工事をお考えの方へ、今回は防水工事にはどのような種類があるのかということについて詳しく紹介いたします。
防水工事は種類によって、家の環境や状態などとの相性があるため、特性についてしっかりと把握しておきましょう。
防水工事の種類について気になる方はぜひ参考にしてみてください。
□屋上防水の工事の施工方法についてそれぞれ紹介します!
屋上防水の工事の種類やそれぞれの工事をどのように行っているのか、その方法について解説します。
まず、屋上防水とは何かということについて簡単にみていきましょう。
これは、学校やマンションなどの屋上によくみられる勾配がついていない、陸屋根に行われる防水工事のことを指します。
一軒家であれば傾斜がありますが、勾配がなければ、水はその場でたまり、滞ります。
そのため、雨水が建物の中に侵入しないように防水工事を考えて行うことが大切です。
次に、屋上防水の施工方法や特徴について詳しく解説します。
施工方法を3つご紹介します。
1つ目の方法は、シート防水です。
この方法は、シート状の材料を使用して、防水の層となる部分を完成させるという方法です。
シート防水には、塩ビシート防水とゴムシート防水があります。
塩ビシート防水は、オゾンや紫外線につよい耐候性を兼ね備えている材質です。
施工の仕方としては、工場で生産された均一なシートを、接着工法あるいは機械的固定工法によって仕上げます。
接着工法とは、シートの裏の面に接着剤を塗り、そのまま貼り付ける工法です。
機械的固定工法とは、シートの下に緩衝材などを敷き込んで、ビスなどを使用して固定していく工法です。
この二つの中では、最近は機械的固定工法が多く使用されているそうです。
ゴムシート防水は、もともと日本の防水工事で主な防水工事の方法として使用されてきました。
伸縮性などは優れており、メリットと言えるでしょう。
しかし、下地の影響を受けやすく、シート自体も薄いことが多いため、鳥などに啄まれて破られてしまうことも多々あります。
2つ目の方法は、塗膜防水です。
塗膜防水工法は、防水機能を持つ塗料を塗る工法です。
塗膜用水で用いられる塗料には、いくつかありますが、主に用いられている方法はウレタン防水とFRP防水です。
まずはウレタン防水について解説します。
ウレタン防水は、日本で行われている防水工事の中で、用いられている割合が非常に高い方法になります。
特徴としては、液状の塗料を用いるという点があります。
そのため、どのような形状の屋根であっても使用することができます。
また、継ぎ目がわからないような防水層を形成できます。
割合が多い主流の防水工事であるため信頼ができ、対応工事ができる店が多いのもメリットでしょう。
そして、何度でも塗りかえができるため、定期的にメンテナンスを実施することで、特徴や効果が続くでしょう。
次に、FRP防水についてみていきましょう。
FRPは、繊維強化プラスチックの略称として使用されています。
FRPは、ガラス繊維など、無機質の素材を使用して補強されたプラスチックです。
そのため、この素材は軽くて、強い素材であることが大きなメリットであると言えるでしょう。
このような特徴を持つFRPは、屋上やベランダなどでも使用されるのはもちろん、船舶や自動車、温泉施設の浴槽などにも使われています。
FRP防水工事の際には、液状の樹脂とガラスマットを使用します。
塗料が固まるのが早いため、施工にあまり時間はかかりませんが、他の防水工事とは違う点として液状の樹脂をガラスマットで塗ることが必要となります。
そのため全体としては、仕上がりまで時間がかかります。
また、FRP防水に使用する材料は高価であるという特徴があります。
そのため、工事にかかる費用が他の防水工事と比較して、高くなります。
そして高い防水機能を持つものの、月日がたつと紫外線の影響などによって塗膜に亀裂が入る場合や、塗装が剥がれる場合があります。
このような影響への対策として、一定の期間ごとに表面のトップコートを塗り替えるなどして、雨漏りを起こさないように補修工事を行うと良いでしょう。
3つ目の方法は、アスファルト防水です。
この屋上防水は、合成繊維不綿布にアスファルトを染み込ませて、ルーフィングを重ねることで防水層を形成する工法です。
工法は2種類あります。
1つ目は、熱工法です。
熱工法とは、高温に熱したアスファルトを使用し、ルーフィングを密着させていく工法です。
このアスファルトは、冷えるとすぐに固まる性質を持っています。
そのため、アスファルトがすぐに固まることで防水層を形成することができます。
2つ目は、トーチ工法です。
アスファルトルーフィングの表面を、あぶり溶かしながら貼り付けていく工法です。
他にも、冷工法などの方法があります。
□家ごとの防水工事の選び方について解説します!
次に、家に合わせた防水工事の選び方について解説します。
防水をしたい場所や、状態に合わせて選ばなければ、不具合が発生してしまうリスクがあります。
用途ごとに最適の防水工事について5つの例をみていきましょう。
1つ目の例は、小さめのベランダです。
小さめのベランダであれば、施工箇所が複雑である場合、ウレタン防水を選びましょう。
10㎡ほどの小さめのベランダであれば、失敗なく綺麗に仕上がりができます。
2つ目の例は、複雑な形状や障害物の多いベランダです。
複雑な形が多いベランダであれば、ウレタン防水が良いでしょう。
防水材が液体なので、ムラなく全体を細かいところまで施工できるからです。
また、一度施工を行えば、隙間から水が入ってくる心配はありません。
そのため、複雑な形状や障害物が多い場合はウレタン防水が適しているでしょう。
3つ目の例は、耐久性重視の屋上やベランダです。
ベランダや屋上の耐久性が重要であると考える場合は、FRP防水を選びましょう。
これは、FRP防水が衝撃や熱に強くなる防水であるためです。
特に、バーベキュー等で火を使う機会が多くあるという方にはおすすめです
4つ目の例は、障害物のない屋上です。
マンションや屋上など、床に固定されているものがあまりない場合は、シートの屋上防水を選びましょう。
これは、一度に多くの面積を防水できるため、余計な日数やコストがかからないためです。
注意点としては、平らでない場所や複雑な形の場所は、できない可能性があります。
そのため、1度業者の方に確認を取るのが良いでしょう。
5つ目の例は、人や車の通行がある屋上です。
人が通る場所であれば、アスファルト防水がおすすめです。
防水性や重さにも耐えられるという特徴を持っているからです。
ただし、アスファルトを溶かす際に匂いや煙が出てしまうため、周りの環境に対しての配慮が非常に大切です。
□防水工事で火災保険が適応されるケースとは?
防水工事を行う際に、自然災害によって火災保険が適応されるケースがあります。
重要なことは、現場の状況を写真などで収めておくことです。
写真を証拠として残しておき、詳しい方に相談をすると良いでしょう。
□まとめ
今回は、西宮市でマンションの防水工事をお考えの方に向けて、防水工事の種類ごとの特徴やお家ごとの適性なども含めてご紹介いたしました。
防水工事の知識が深められたのではないでしょうか。
西宮市で防水工事をお考えの方は、ぜひ1度当社へご相談ください。